トライナリー3月8日事件その3

その3です。
今回は少し前置きして起きたいことがあります。
前回までは一つの事象に対して一つの、比較的纏った考察をしてきました。これはその情報から考えられることがある程度絞られるため、比較的考えうる可能性が絞られていたからです。
しかし、今回はそうではありません。
今回は世界観について色々考えを巡らせて行きたいと思います。
しかしこの世界観というものは厄介なもので、多方向から考察を始めることができ、そして具体的な情報がほとんどないのです。
端的に言えばユーザーの妄想が最も加速する部分ということです。
考察というものは妄想に裏付けを添付したようなものですし、色々な可能性が考えられるというのはそれだけ楽しい事の証明でもありますしね。
ということで、今回は色々な説を紹介します。



フェノメノンの発生によるズレ説

世界観についての情報で、信用できるものがいくつかあります。
それは、あちらの世界がこちらの世界と平行世界という関係にあり、舞台が東京であるということです。
これはどちらもソースが公式にある紛れもない事実であります。(公式が嘘をついている可能性はないと言い切れないのですが、流石にその可能性は無視します)
それなら、2つの世界はある程度近似していると考えるのは自然でしょう。
しかし同一な世界でないというのは事実であります。
ならば、2つの世界の決定的な違いは何か、それは2016年にフェノメノンの発生が起こったか否か、と考えます。


つまりは、トライナリーの世界はこちらの世界からフェノメノンの発生によって分岐した世界である、いうことになります。
それならば、件のエラーツイートの不正な時空間接続とは、本来交わるはずのなかった分岐前と後の世界の通信を指すでしょう。


フェノメノンそのもの説

この考えに対して同出発点から別の説も生まれました。
それがこちらです。


この説では、あちらの世界はフェノメノンの発生によって分岐したのではなく、こちらの世界から分岐したフェノメノンそのものということになります。
なんだか非常にややこしいですね。
そしてあちらの世界でフェノメノンが起こっているということを考えると、フェノメノンは入れ子式に発生するということにもなります。
まるでループものみたいで怖いですね。


バタフライ

フェノメノンは、首都圏に発生した巨大な繭及びその現象についた名前です。
ここで、一つ確認したいことがあります。
繭とは何のことでしょう?
繭とは、蛾の幼虫であるサナギを覆う物の名称です。
つまり、フェノメノンからは何かが生まれると考えてもいいのではないでしょうか。
また、実際の繭から生まれる蛾についてですが、蝶とみなすこともできるでしょう。蝶の英語はバタフライです。
平行世界とバタフライ
何か思い当たることはありませんか?
そうです。バタフライ効果です。

バタフライ効果とは、蝶が羽ばたくたびに大気の状態がかわるのなら正確な気象予報はできないのではないのか、という疑問から転じて、どんな小さなことが未来に影響するのかわからないという意味です。(間違ってたらごめんなさい)
フェノメノンの発生が積み重なることで、こちらとあちらの差が大きくなっていくということは正にバタフライ効果なのではないでしょうか?


胡蝶の夢説

ここでガラッと話は変わります。
1つ目の記事で話した逢瀬つばめの特異性については覚えていますか?
彼女は他のトライナリーとは、”何か”が違うと。
この説の本筋はそこです。
ずばり、あちらの世界は逢瀬つばめの夢もしくは妄想なのではないか、ということです。
ゲーム公式:逢瀬つばめ
これはゲーム側の公式にあるつばめさんの説明です。
注目してほしいのはこの部分です。

>病気のせいで中学時代のほとんどを病院で過ごしており

彼女は病弱な少女だったようです。
しかしそんな少女が武器を持ち敵と戦うというのは何かおかしいと思いませんか?
また、胡蝶の夢という話があります。
またしてもが出てきましたね。
胡蝶の夢とは、「夢の中で蝶になって飛んでいた、目は覚めたが果たして自分は蝶になった夢を見ていたのか、今の自分は蝶の夢なのか」という話です。
あちらの世界が、現実としての世界なのか、つばめさんが見ている夢としての世界かはわからないのです。


もっと説を紹介しておきたいところですが、ここで終わりとさせていただきます。
実をいうと世界観の考察の中で最も深く考察されていたものを紹介していません。
それは土屋ディレクターの前作、サージュコンチェルトとの世界観の共有の有無です。
土屋ディレクターの前々作、アルトネリコとサージュコンチェルトシリーズは世界観を共有していました。
そのため、今回も世界観を共有していると考えるのは自然であり、もしかするとサージュコンチェルトシリーズの一部である可能性もあるのです。
ではなぜ紹介しないのかというと、ずばり私がまだそのサージュコンチェルトシリーズをクリアしていないからです。
非常に凝った世界観であり、恐ろしく難しい次元論を展開しているこの作品は、クリアしていない身が語るのはあまりよろしくないかな、と思い言及を控えさせて頂きました。
ごめんなさい。
ついでと言ってなんですが土屋ディレクターの過去作をプレイしてみるのもいいんじゃないかと思います。
買ってください(直球)

では、最後に。
この長ったらしいこの記事はここで終わりとさせていただきます。
また、この一連の記事に掲載させていただいたツイートは一部を除いて掲載の許諾をいただいております。
その一部というのは彼女ら5人のツイートの事です。
今となっては許諾も頂けないので仕方ないです。

有志による紹介動画も投稿されており、トライナリーを知るのならこんなブログなんかよりよっぽどわかりやすいです。是非見てください。
【ニコニコ動画】拡張少女系トライナリーが(のびのびの)カップ麺完成までにわかる動画。


また、同投稿者様より考察動画も投稿されており、こちらもとても分かりやすかったです。是非是非見てください。同じく、私のブログなんかより(ry
【ニコニコ動画】拡張少女系トライナリーがカップ麺食べ切るまでにわかる動画。胎動編

まだリリースされていない作品であるのにも関わらず、ここまで考えさせられるのは中々すごい事なんじゃないかと思います。
私はこの事件が起こってからこのことばかり考えていたので、3月8日以前記憶が非常に曖昧になっています。
多分気のせいだと思います。気のせいですよね……?
とにかく、拡張少女系トライナリーという作品に対する期待はとても大きくなりました。
何様なんだという感じですが、どうか拡張少女系トライナリーをよろしくお願いします!

それとここまで読んで興味がわいた方の中で、事前登録をされていない方がいましたら、事前登録していただけると嬉しいです。主に私が。

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追記:動画主様から掲載の許可を頂いたので最後になりましたが紹介させていただきました。動画主の漱com様には多大な感謝を申し上げます。

コメント

  1. ブログ拝見させていただきました。数多の考察を纏めておられて、非常に面白く、楽しんで読ませていただきました。

    私は「拡張少女系トライナリーが(のびのびの)カップ麺完成までにわかる動画。」という動画(タイトル長くてすみませんw)をニコニコ動画にてあげている漱comと申します。

    ただいま続編の動画を作成中であり、その内容の一つに三月八日事件の考察も入っております。制作の際、余弦雑記帳様の考察まとめ、非常に参考になりました。

    なのでその感謝の印と、コンテンツの発展のために余弦雑記帳様のブログのURLを、動画説明文に載せたいと思っているのですが、いかがでしょうか。

    このような形でのお誘いになって申し訳ございません。
    返信、お待ちしております。

    返信削除
    返信
    1. cosです。
      コメントありがとうございます。

      動画拝見させていただきました。説明のテンポがよくてとてもわかりやすく説明力が羨ましい限りです。

      この様な稚拙なブログで良いのならこの上なく嬉しいです。
      動画が完成された暁には拝見させていただきたいと思います。

      また、お返しと言っては何ですが、完成された動画を追記といった形でブログで紹介してもよろしでしょうか?

      返信、お待ちしております。

      削除
  2. 返信、ありがとうございます。漱comです。

    動画を見ていただきありがとうございます。広告も非常に感謝しております。時間をかけて動画編集をしたかいがありました。

    動画をブログで紹介するという件ですが、まったく構いません。むしろありがたいです。お好きな形式で紹介してもらってかまいません。なんなら新作だけでなく、現在投稿している紹介動画の方もお好きなように扱っていただいてかまいません。

    快い許諾、感謝いたします。
    失礼いたしました。



    返信削除
  3. 動画完成しましたのでご連絡いたします。

    http://www.nicovideo.jp/watch/sm30897393

    動画最後と、説明文にてブログの事を述べております。
    何かしら問題がございましたら、お気軽に申しつけください。対応します。

    リンクの許諾、改めて感謝いたします。
    失礼いたします。

    返信削除
    返信
    1. 動画の作成、投稿お疲れ様です。
      今回もとても分かりやすく、楽しませていただきました。

      紹介していただいてとてもうれしいです。こちらも、この記事の最後に紹介させていただきました。ありがとうございます。

      削除

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